ホルモン療法開始【病院】

私の考えは甘かった。
診断書さえあればどこでもホルモンが打てると思っていた。
一件目電話で聞いてみたら断られた診断書の話をしてもダメだった。
二件目、三件目と断れ。そのうち私も食い下がらず粘ると電話を一方的に切られる始末。

総合病院に出向いて行ったのが良かったのか、ここの婦人科では難しいみたいだけど他を掛け合ってくれるとのこと。
少し待つと受付の人がやってきて、ある婦人科を教えてくれた。

そこの婦人科に受付を済ませた。
先生はいい人だったGIDに理解がある人で保険が利くと保険ありで注射してくれた(次行ったとき保険は利かなかったとのこと)
しかし受付の人の態度が嫌だった、私と話すと害虫を見るかのような顔し嫌々会計をしてる感じだった。
私は数回通い耐えられず他を探す。

相変わらず断られやっと見つけたのが今通ってる病院だった。
受付の女性はみんな若い(先生の趣味だろうか)対応も普通で、先生も優しい感じで私の要望をなるべく聞いてくれるような人だった。

最近病気をしたのだろうかそこの病院はしばらく休むと張り紙が、しかたなく害虫を見る目で私を見た受付の病院へ行った。
感じのいい受付の人に代わっていた、前に通ってたことがあると伝え保険証を提示。
カルテでわかるかと思っていて何も言わなかったがどうやらGIDと思われてない様子。
ちゃんと来る?とかそういう事を聞かれた面倒だったので適当に頷いてテープをもらう。

次回はどうしようか考えてる、今の受付なら近いしこのまま害虫を見る目で私を見てた受付の病院でもいいかなと。
↑結構根に持ってる。

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ホルモン療法開始【体】

私は埼玉医大の先生から紹介状をもらいその足で渋谷の婦人科で打ってもらった。
痛みは無くすぐに終わった、外に出ると渋谷の景色は鮮やかに見えたのを覚えている。

その日に効果があったと思うのは肌のキメが細かくなっている。
後日毎日裸をくまなく見て観察してある日、乳輪の位置が下がってる気がした。
軽くジャンプすると乳輪の位置が上下する、こんなにも早く効果があるとは思わなかった。
乳腺が張り痛みがある、それをほぐす毎日が続いた。
自分の胸を鷲づかみすると乳腺の塊が持ち上がるほど固まっていた。
胸のふくらみは期待できないと読んでいたので数か月でcカップまで大きくなり嬉しかったのを覚えている。

本で読んだ通り睾丸も柔らかくなっている。
射精もしてみた、たしかに精嚢液のが多く精液は少なくなっていた。
確実に男性の機能が死んでいっている、私は嬉しくてしかたなかった。
何より朝起ちの絶望感を味わなくて済んだのは大きい。
定期的に射精をして観察する日が続いたが一定の期間を過ぎると変わらなかったので止めてしまった。
結局透明とまではいかなかった。

体力的にもすぐに息きげする様になり目まい立ちくらみが多くなった。
そして感情の起伏も激しくなり結構それで人に迷惑かけたと思う。

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藪医者とエセカウンセラー【2重通院とカウンセリング②】

ついに私は埼玉医大とセカンドとしてあべメンタルに通うことになるがこれは後に話すとする。
しかし私はもともと鬱フラッシュバックで通っていた。
それを埼玉で受けるのはいささかしんどい事。
私は並行してワシン坂病院にも通院を続けた。
今思えば信頼関係が壊れた時点で他を当たれば良かったのだ。

私はワシンでカウンセリングを始め、通院もいつも通り開始していた。
すでに先生を信用してない私の通院は処方してもらうため通っていた。
たまに試すことを先生に言ってイラつかせてた、たぶんこれでお互いの信頼は無くなっていた。
この時私も幼なかった。ハイ!先生!と独裁国家の様に先生を立てとけばよかったのに。

先生も来てほしくないと思ってたのか、マジだったのかはわからないが、ある日二重通院だから通うなと言い出した。
私は処方箋マシーンとしか思っておらず、知識は私以下だと思っていたからなおさらその時はマジで言ってると思っていた。
なのでなおさら軽蔑した。
二重通院とは全く違う、鬱とジェンダーで通ってるからと訴えたら小ばかにした笑い方で、でも同じ精神科でしょ?っと言ってきた。
私はあの癖のある笑い方が前々から感に触っていた。

次の埼玉医大の時先生に聞いてみれば、この場合問題ないと。
それを先生に言っても聞き入れてはくれなかった。

知識が古い、患者を上から見てるいいよう、知識が無いのにGIDに口を挟む。
害悪の老人が医者をやってるようなものだ。
看護師の裏話で年配の医者のが信頼を置きがちな患者だが、実は知識が古いままで年もあり新しい知識が入ってこなく、勤続が長いため怠慢になりがちと。
知識に関したら若い医者のが新しい知識を吸収でき持ち合わせ、症状への固定概念が少ないからいい診察ができると。
全ての人とは思わないがあながち間違っていないと思った。

最終的にお互い険悪になり、先生はこのまま二重通院するなら薬は出せないという始末。
私はやっと他の病院を探すことにした。
と言うより、最寄りの駅に大きな看板で○○メンタルクリニックが開業していたので乗り換えたのだった。
ちなみに最初に通っていた病院はいつの間にか閉業していた。

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ジェンダークリニック【したたか】

この話はジェンダークリニック①②の裏話と言ったところか。
埼玉医大に通ってるとき母親はもう通わない様に先生から言ってくれるように電話をしていたらしい。
診断書をもらった時に先生から聞かされ私は母親に怒った。
下らない電話するなと。
そしたら通えてたんだからいいじゃないと逆切れ。
そういう問題じゃない、それで通院拒否できると思っていたんだろうか、確かに母親の一言は子供の頃は大きく他の大人は一方的に信じ虐められてた私がいた・・
話はずれたがそう言う問題じゃない、先生だって診察途中だっただろう下らない話で時間潰され本当に申し訳ない。

あべメンタルクリニック通院後半、突如父親母親が一緒に行くと言い出した。
母親はガイドラインがどういう流れで進むか言おうとしても全く聞こうとせず。私的にもチャンスだと思い一緒に行った時がある。
先生に間違いなくGIDだと宣言され母親は撃沈。
ホルモン療法をはじめたら生殖機能は無くなるなど今後の体の影響を先生は話してくれた。
母親は先生にとんでもない事を言い出す。
「子供を作ってからホルモン療法とかできないんですか?」
父親は「何言ってんだ!」と声を荒げた。
先生も続いて「相手はどうなるんです?」
母親は黙り込んだ。流石、毒母自己中極まりない・・

その後3人で外食をとった。
父親は「順調に進んでるならいいじゃないか!、何が白黒はっきりさせましょうだ!」と切れ気味。
私はさんざんガイドラインの流れを話そうとしたが聞かなかった母親が悪い。
母親的には埼玉医大行ったり、あべメンタルに行ったり診断書もらえる所を転々としてる様に思えたのだろう。
そして、素人のワシンの先生にもGIDじゃないと母親に言っていたらしい。

少し早まったが私の計画通りだった。
まず、両親は診断書があれば簡単に味方につけると考えていた。
父親はGIDとちゃんとした『肩書』があれば納得するボーダーが入ってるような性格だった。
母親は父親の言いなり。
私は一番最初に家族を説得すれば今後スムーズに事はこぶと考えていたのだった。

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ジェンダークリニック②

私はこうしてセカンドオピニオンに移るためあべメンタルクリニックの紹介状を書いてもらい後日浦安に向かった。
そこは雑居ビルの上の方にこじんまりとあった。
中に入ると昔ながらの雰囲気を放つ待合室、受付に紹介状を出し私は呼ばれるのを待った。
数分して名前をよばれ中に入ると、広い診察室があり周りは難しそうな分厚い本が並んでいる。
先生はおじいさん、その眼力の強さに私はビビってしまい言葉が出ない・・
何もかも見透かされてる感じの・・過去母親をはじめ私を虐めてきた大人たちと重なり完全に蛇に睨まれた蛙だった。
上手く答えられないで診察が終わる時、プリントを渡され箇条書きいいから書いて持ってきなさいと言ってくれた。
そこには今の性での不快な事、異性にあこがれる事。家族構成、父親母親はどんな人かとかマスターベーションから知り合いにSRSをした人が居るかとか事細かに書いてある3ページくらいあるプリントだった。

後日、診察の日これでもかと言うくらい沢山書いてきた。
先生はそのプリントに(多分)GIDと当てはまる記入に答え合わせをするように丸を付けていた。
そして先生は私はGIDで間違いないと口にした。本当にワシンで通院してた期間は何だったのかと・・
しかし診断書はあげられないとのこと、それは私の精神状態を考慮しての事だった。
今の状態でホルモン療法をして胸が出て奇異な目で見られるのを耐えられるのかと聞かれた。
私は何も言えない位すごく的確に質問された。
先生は女性の格好で耐えられるくらいになったら書いてあげるよとにっこり笑った。

余談だがこの間に埼玉医大の先生に、この言われたことを説明したら先生はある程度女性化してからでもいいと思うけどな・・
と呟いていた。先生によって違うのか、私だから対応を変えたのか判らないがあべメンタルの先生の言ってることはごもっともだったのでサードオピニオンは頭になかった。

私は先生を見返すつもりで必死で化粧の勉強と女性の服を買い外に出た。
この話は後ですると思う。

次の診断私は女性の姿で家を出てジェンダークリニックへ出かけた。
先生は少し驚いた様子で診察は開始し、人の目とか気にならない?と質問してきた。
私は背が高いから見られてるだけじゃないですかね?と自信満々だった。
確かに昔の私はNHだと思われてもいいやと言う感じで気にしてなかった。
今はバレたくないという感じで卑屈・・その時の私を見習わなければな・・

そんなこんなであと数回通って埼玉医大の紹介状を書いてくれた。
その時には先生との厚い信頼関係ができてたのが分かるほど。
先生は頑張ってねと一言お礼をいい立ち去った。

後は埼玉医大に行き診断書をもらい、ホルモンを打ってくれる婦人科を教えてもらいその日に打ってもらったがこの話はまた次の機会にでも。

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